@article{oai:oacis.repo.nii.ac.jp:00000365, author = {神崎, かおり and Sasaki, Tsuyoshi and 佐々木, 剛}, issue = {1}, journal = {水圏環境教育研究誌}, month = {Mar}, note = {近年,我が国では「ESD の10 年」のための行動計画が策定されるなど,国際社会の流れを汲み,将来次世代の豊かな生活を視野に入れた環境教育が推進されている。一方で,「ボラを用いた水圏環境教育プログラム」については,有効性が確認されているものの,「体験学習とテキスト学習の双方を含んだ,系統的な地域密着型のプログラムの必要性」が指摘されていた。そこで,本研究はプログラムの系統化に向け,テキスト学習と体験学習を組み合わせたプログラムの開発と,プログラム前後に児童から回収したアンケート,プログラム中の映像記録などの分析を行い,その有効性について検証した。 平成21 年7 月26 日と8 月23 日の計2 回,名称を「浜辺の生き物探検隊~魚のおなかの中から海を見てみよう~」とし,東京都大田区立「大森海苔のふるさと館」との協働により「大森ふるさとの浜辺公園」にて,水圏環境教育プログラムを実施した。対象は小学校3 年生から中学校1 年生までの35 名の児童で,各日程とも同じ内容を,異なる児童を対象に行った。 アンケート結果より,本プログラムは児童の知識・関心・行動について変化をもたらし,環境意識を高めることに一定の効果があった。しかし,ラーニングサイクル理論における「概念の確信」「応用」の段階について,印象に残ったとした児童が少なく,児童の積極性も低かったことから,課題が残った。一方で,ボラが好きになった児童は,環境配慮行動がアンケートの記述中に確認できるが,好きになれなかった児童には環境配慮行動の記述を確認できないという結果から,ボラへの好嫌度が,環境配慮行動につながる可能性が示唆された。 今後,本研究によって得られた仮説を検証し,本プログラムを改良したより有効な水圏環境教育プログラムを作成するとともに,小・中学校と協働して系統化されたプログラムを継続的に実施できるような仕組みづくりが必要である。}, pages = {1--30}, title = {ボラMugil cephalus を用いた水圏環境教育プログラムが参加児童に与える影響}, volume = {3}, year = {2010}, yomi = {カンザキ, カオリ and ササキ, ツヨシ} }