@misc{oai:oacis.repo.nii.ac.jp:00002691, author = {吉崎, 悟朗}, month = {Sep}, note = {19K22329, 問合せ先は、発信当時のものです, アマゾン川をはじめとする世界の河川には、複数のカレイの仲間が生息しています。 一般に、カレイの仲間はドコサヘキサエン酸(DHAを必須脂肪酸としており、これを含む餌を摂取しないと生きていけません。しかし、淡水域に生息する餌生物はDHAを含む高度不飽和脂肪酸に乏しく、海から河川内に進出したカレイたちがどのように脂肪酸要求を満たしているのかについては、謎に包まれていました。本研究では、これらのカレイのうち、生涯を海で過ごす種(海産種、海で生まれ川で生涯の大半を過ごす種(回遊種、および淡水で生涯を全うする種(河川種の脂肪酸代謝経路を詳細に解析しました。その結果、祖先型である海産種はDHAを合成できないにもかかわらず、回遊種と河川種は、いずれもDHAを合成する能力を獲得していることが明らかになりました。特筆すべき点として、回遊種1種と河川種2種の脂肪酸代謝経路は互いに異なる道すじを辿るものの、最終的にはDHA合成”という共通のゴールに到達していることが実証されました。このことは、海起源の魚種が淡水域へ進出する際に、DHA合成能力の有無が、その成否のカギを握ることを強く示唆しています。, 問合せ先:吉崎悟朗, プレスリリース掲載論文はこちら:https://doi.org/10.1038/s42003-020-01242-3}, title = {アマゾンのカレイは如何にして海から川へ進出したか -カレイ類が淡水進出するきっかけとなる機構の解明に成功 -}, year = {2020}, yomi = {ヨシザキ, ゴロウ} }